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●BROMPTONの故郷を求めて~英国訪問記~●

 

歴史と共に伝統の技術が息づく英国には名品と呼ばれる自転車がある。

そんな中でも圧倒的支持を獲得しているのが「ALEX MOULTON」「BROMPTON」といった熟練の英国職人による匠の技でひとつひとつ丁寧に仕上げられた自転車達だ。

 

どうも店長の宮野です。この度自転車の本場イギリスからBROMPTONの魅力をご紹介します。

今回「BROMPTON」の正規代理店でもあるミズタニ自転車さんのご好意で、BROMPTON発祥の地である英国ブレントフォードに構えられた現地工場へ視察に伺いました。

今回は日本からBROMPTONを持参し、現地工場を視察した後にロンドン市内をBROMPTONで駆るという企画です。

 

来たる2月22日に成田空港を出発し13時間というフライトを経てイギリス/ヒースロー空港に到着。天候はあいにくの雨でしたが霧の都ロンドンといった感じでしょうか。天気が不安定で雨が多いです。

ともあれBROMPTONの故郷であるイギリスへ愛車と共に渡英出来た事に興奮を覚えます。

 

LONDON.jpg

当日はタクシーにてホテルに直行するも車内から見渡す景色に圧倒されました。

近代建築とは異なる歴史を感じる建築物が並ぶ風景はBROMPTONとの相性が抜群。

まさに街全体がひとつの芸術品と呼ぶに相応しい様です。

 

 

ヒースロー空港からケンジントンのホテルに到着し、夕食をとった後にロンドン市内を軽く散策。

天候が優れない中でも英国の人々は関係なく自転車を利用しており、このあたりからBROMPTONに泥除けが標準装備されているのが納得できる。

 

翌日いよいよBROMPTON工場視察の日を迎え、この日はロンドンの主要交通機関でもある「TUBE」の名で知られる地下鉄を利用し現場へ向かいます。

車内は決して広くはありませんがBROMPTONを畳んでそのまま地下鉄車内に持ち込み、座席には座らずBROMPTONに腰掛けるスタイルが現地のミニヴェロ乗り達の間では行われているようです。

輪行カバーを使用しないあたりが日常生活に対する自転車文化の浸透の高さが覗えました。

 

■BROMPTON工場見学

いよいよBROMPTON工場に到着。全て自社工場にて生産・管理されているMADE IN ENGLANDの技術がここに結集されていると思うとワクワクします。

※簡単なダイジェストでお届けします。

 

工場外観ALL.jpg■BROMPTON工場入り口にて撮影

中央の写真ではBROMPTONの各部パーツがオブジェとして棒に吊るされている風景で、美術館的ノリで洒落てます。入り口から既にこだわってるあたり流石はBROMPTON。

 

工場内部.jpg ■BROMPTON工場内部

30年間に渡りBROMPTONのみを作り続け「規格や時代に左右されない」工房はBROMPTONの為の機材が揃う。

工場内部は音楽が流れるリラックスした雰囲気の中で作業が行われており、奇麗に整った設備にフレンドリーなスタッフ達は日本の工房イメージとは随分と異なる印象である。

BROMPTON工場の特徴は大きく2つのブロックに別れ「溶接ブロック」「パーツアッセンブルブロック」から成り立っています。

それぞれがチーム編成で役割分担が明確になっていますが、素晴らしいのは各工程で徹底した品質管理が行われている事です。

BROMPTONを所有している方はフレームの各部位をチェックしてみましょう。ステム・メインフレーム・リアバックとシリアルナンバーが刻印され品質が管理されています。

これらには全て職人達の誇りと技術が注ぎ込まれ、妥協のないクオリティを生み出しているのです。

BROMPTONのスタッフは各工程をそれぞれのエキスパートが担当。互いの高い技術力により良質の完成品が世に送り出されていきます。

現BROMPTONの指揮をとる代表のウィル氏はこう言う。

「我々はBROMPTONにプライドを持ち創始者であるアンドリューをリスペクトしている。今後もそれは変わらない」

このこだわりこそが人々を魅了する自転車たる由縁なのだと思う。

BROMPTONといえば「収納性」に着目しがちですが、徹底的に考えられたホイールアライメントから繰り出される高い走行性能と英国職人の手によって造られるフレーム製作技術は所有する喜びを与えてくれる自転車だと思います。

実用的でありながらも「雰囲気を楽しむ自転車」

そんな言葉がピタリとハマる自転車です。

 

アンドリュー 案内.jpg今回工場内部の説明や技術講習を担当してくれた現地スタッフのアンドリュー。(リッチーではない)

彼もまたブロンプトンスピリッツを受け継ぐスタッフの一員である。

今回貴重な経験をさせていただいたミズタニ自転車の皆さんと、快く現地でレクチャーしてくれたBROMPTONスタッフに感謝します。

今回の視察は自分の中で非常に刺激的で意味のあるものでした。

 

 この経験を活かし、BROMPTONという素晴らしい自転車を最高の状態でお客様に提供できればと思います。

 

 

  ■アンドリュー・リッチーとは■

アンドリュー・リッチー.jpgBROMPTONの生みの親であり、ともに半生を歩み続けたミスターブロンプトン。

徹底したクオリティに対するこだわりは彼のポリシーでありモノづくりに対する情熱が今日のBROMPTONを支えてきた

フォールディングバイクを語る上で欠かせない人物。

 

 

 ■BROMPTONの元祖にして始まり■ 

プロト.jpg今回特別に見せてくれた記念すべきBROMPTONのプロトタイプ。もともとは造園デザイナーをしていたアンドリュー・リッチーが1975年に作成したBROMPTONスタートとなる記念すべき1台である。

折り畳みの基本構造に関するコンセプトは今と大きくは変わらず、改善すべき箇所はより進化を遂げた。

当時からしっかりとしたビジョンがあったのが進化の過程をみても覗えます。

折り畳み自転車としてのパフォーマンスの高さはあのモールトン博士をも納得させた程。

 

■■■英国フォトアルバム■■■

 

アンドリューと.jpg

■現地スタッフを交えての食事会にて

BROMPTONの創始者アンドリュー・リッチーと記念撮影。

還暦を迎えた今も日々現場へ赴き、若きスタッフにBROMPTONの技術指導を行っている。

根っからの自転車好きで、アイデアと頑固さの塊のような人です。

個人的にテンションMAX。  

 

 

 

 

ブロンプトン通り.jpg

■自転車の名前の由来でもあるBROMPTON地区にて

通称「BROMPTON通り」を走る。

洗練された街並みにブロンプトンが良く似合う・・・(自分が似合ってない・・クッ) 

 

 

ブロンプトン教会.jpg

■BROMPTON教会前にて

ヒストリーにも登場する教会。

この界隈のアパート兼工房にてアンドリューのBROMPTON製作への挑戦が始まった。 

 

 

ハイドパーク.jpg

■滞在ホテル近郊をサイクリング

建物のディテールが半端ない。

サイクリスト達の交通マナーが確立されているのにも驚いた。

流石は自転車先進国の英国。

 

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